やまめ乗りの脱力ペダリングの練習をするために山中湖までの往復して考え方が変わったような気がします。
以前やまめ乗りは疲れるのでロングライドには向かないと書きました。
しかし今回のツーリングで完全に自分の見解が間違っていたと思い知らされることになりました。
今までは下死点を踏み抜いてはいないもののペダルの位置が1時くらいから力を入れて踏んでいたのだと思います。
この方法でも平地ではごまかしがきくようで特に問題はなく巡航してくれます。
というよりも実際に巡航速度は上がっていき、少しうまくなったような気分になっていました。
しかし心肺に負担がかかり長時間はできません。
先日池袋まで往復30kmほど走っただけでしたが、「踏み込むやまめ乗り」をしてしまったためなぜか太ももの前の筋肉がパンパンになってしまいました。
翌日からは階段を降りるのも痛くてつらかったです。
今回は脚になるべく力を入れないようにして脱力ペダリングを心がけました。
以前はペダルが7時の位置あたりから動きがカクカクというか何か引っかかる感触がありました。
しかし脱力するとこの位置からもクルッと足がまわり始めペダリングが円運動に変わり、淀みなくパワーが伝わっているのが分かりました。
まさに「ペダルが勝手に回ってる」という状態を初めて味わいました。
脱力ペダリングができるようになると急にロードバイクがウネウネと動いているような感覚になります。
腕も足も脱力して腰はサドルから少し浮いているので当然のことかもしれません。
まるでシートポストを止めているネジが緩んでいるのではないかと勘違いするほどです。
(同じようなことが自転車の教科書 ー身体の使い方編ー (やまめの学校)にも書かれていました)
一睡もせず200kmを超えてゆるい上り坂に差しかかっても自転車がグイグイ進んでいく感覚にはびっくりしました。
しかも4kgの荷物が入った大型サドルバックという重り付です。
心肺にもあまり負担がかかってないので息も切れていません。
いつもならここら辺でフラフラしながら惰性で走っているのが精一杯でした。
なぜこれほど脱力ペダリングで楽に進むのか考えてみました。
著者はペダルを踏むと1時あたりの位置からタイヤが地面に突き刺さり始めると言っています。
確かに「踏むペダリング」は路面抵抗が大きく進むのにパワーが必要でした。
でも脱力ペダリングは踏んでいないので、地面に刺さらないのではないかと勝手に想像しています。
路面からの抵抗が少なく滑空しているような状態になっているのではないでしょうか。
翌日も脚の筋肉痛はほとんどなく背筋が痛いというよりも少し突っ張っているような違和感がある程度で済んでいます。
平地やゆるい登り坂ではなんとか脱力ペダリングができるようになりましたが、勾配が5%を超えるような坂ではまだカクカクになってしまっています。
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